矯正歯科
第2土曜日・第3土曜日・第5土曜日(第5のある月)

成人矯正

成人矯正治療の重要性

近年、大人の方が矯正治療を始めるケースも増えています。
「子どもの頃に機会を逃した」「仕事や結婚を機に整えたい」
「健康のために噛み合わせを改善したい」など、
さまざまな理由で矯正を考える方が多いです。成人矯正治療は、
単なる審美的改善にとどまらず、口腔機能や全身の健康に
大きな影響を与えるとされています。歯並びや噛み合わせの改善により、
口腔内の健康状態が向上し、結果として生活の質(Quality of Life, QOL)が
向上することが数々の研究で示されています。

成人矯正の期間

矯正治療の期間は、歯並びの状態やお口の状態にもよりますが、一般的な歯の表面に矯正装置を付ける表側矯正治療で1~3年程度かかります。これは、矯正治療で歯が動く仕組みと関係があって、継続的に歯に力を加えることにより歯の周りの歯槽骨という骨の代謝を利用し、少しずつ歯が動くからです。無理に大きな力を加えても早く動くわけではなく、歯根や周囲の組織に大きなダメージを与えてしまうため、時間をかけてゆっくり動かす必要があります。

成人矯正の適応年齢

矯正治療において年齢による限界はありません。乳歯から永久歯に生え変わる時期の矯正(小児矯正)のように、あごの成長を促すような治療には制限があるものの、骨の代謝を利用して歯を動かす永久歯の矯正治療においては、天然歯とその周りにしっかりと骨(歯槽骨)があれば矯正治療が可能となります。お口の状態によって治療内容には制限がある場合もあります。様々理由がありますので、矯正歯科担当医にご相談ください。

表側矯正

表側矯正治療は、歯の表面(外側)にブラケットとワイヤーを装着して行う一般的な矯正方法です。この治療法は、矯正治療の中で最も広く使用されており、高い効果と頼性があります。

表側矯正のメリット

幅広い症例に対応可能

レントゲン撮影や、口内写真の撮影などを通じて、現在の口腔状態を詳しく確認し診断します。治療計画を提案する際には、患者様に内容を十分に理解し納得していただき治療開始いたします。

治療の進行が分かりやすい

ブラケットが外側に装着されているため、治療の進行状況を目で確認しやすいという特徴があります。

治療期間の短縮が期待できる

特に複雑な症例では、表側矯正は他の方法に比べて治療期間を短縮できる場合があります。

表側矯正のデメリット

見た目の影響

歯の表面に装置が見えるため、目立つことを気にされる方もいます。ただし、本医院では、全て透明のブラケットを使用しており、従来の金属ブラケットよりも目立ちにくい患者様の審美的影響を最小限にします。

初期の違和感

装置が頬の内側に当たるため、最初は違和感を感じる場合がありますが、次第に慣れてきます。

裏側矯正
(舌側矯正)

裏側矯正治療は、歯の裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを装着して行う方法です。装置が外から見えないため、治療中でも矯正していることが分かりにくいのが特徴です。「舌側矯正」や「リンガル矯正」とも呼ばれています。

裏側矯正のメリット

目立たない矯正

裏側矯正は、通常の生活では矯正装置が見えることがないので、矯正治療をしていることが周りに気付かれにくいことが最大の特長です。仕事柄、人前に出る機会が多い方や、結婚式や成人式などのイベントを控えていて矯正治療を購躇してしまう方に人気があります。

裏側矯正のデメリット

治療期間とコスト

裏側矯正は高度な技術を要するため、表側矯正に比べて治療費が高く、治療期間がやや長くなることがあります。治療費用が表側の装置に比べて、3~4割ほど割高である。

装置による違和感

舌に近い位置に装置が装着されるため、最初は違和感を覚えることがありますが、多くの場合、数週間で慣れます。装着当初、サ行、夕行、ラ行の発音が、不明瞭になる場合がありますが、数日で通常どうり発音できるように改善されてきております。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを使用して歯並びを整える矯正治療です。
従来のワイヤーやブラケットを使用する方法と異なり、目立ちにくく取り外しが可能なため、
快適でライフスタイルに合った治療が行えます。

マウスピース矯正のメリット

目立たないデザイン

透明な素材で作られているため、装着していてもほとんど目立たず、自然な笑顔を保てます。

取り外し可能で衛生的

食事や歯磨きの際に簡単に取り外しができるため、口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクを軽減します。

快適な装着感

金属を使用しないため、口腔内の違和感や痛みが少なく、装着中の快適さが向上します。

ライフスタイルに
合わせた治療

スポーツや楽器の演奏など、日常生活の様々な場面での支障が少なく、治療を続けやすいのが魅力です。

マウスピース矯正の
デメリット

適応症例に制限がある場合がある

複雑な歯並びや咬み合わせの場合、マウスピース矯正が適さないことがあります。その際はワイヤー矯正と組み合わせることもできます。例えば、歯のがたがたが強く抜歯を必要とする症例などが挙げられます。

自己管理が必要

治療効果を得るためには、1日20時間以上装着する必要があります。装着時間が不足すると治療が遅れる可能性があります。

部分矯正

短期間での効果と専門的サポート

部分矯正は、全体的な⻭列矯正ではなく、
特定の部位や⻭に焦点を当てて⾏う矯正治療です。
短期間で効果を得られるため、軽度な⻭並びの乱れや特定の
治療⽬的を持つ⽅に適しています。また、埋伏⻭(⻭ぐきや顎⾻に埋まった⻭)や
インプラント治療 の準備としても重要な役割を果たします。
プラマデンタルクリニックでは、⼝腔外科の経験が豊富な院⻑と連携し
インプラント前矯正治療や 埋伏⻭に対する処置を積極的に⾏なっていきます。

こんな方におすすめ!

下前⻭のちょっとしたでこぼこ

⻭が⼀本だけ内側に⼊っている

前⻭がねじれている

他の⻭にぶつかって負担がかかっている

治療後の軽度な後戻りなど

部分矯正の治療期間 治療する⻭の本数や⻭並びにもよりますが、半年~1年程度と、
通常の矯正治療と⽐較すると治療期間は ⼤きく短縮することができます。
ただし、通常の矯正治療と同様に、保定装置(リテーナー)を付けて後戻りを予防する期間が必要になります。
保定期間は2年と、治療期間を考えると⻑めですが、取り外し式あるいは⽬⽴たないリテーナーなので、
⼤きな負担にはならないでしょう。

ワイヤー矯正のメリット

治療範囲が限定的で前歯だけの
歯並びを治すことができる

部分的に治療を行うため、全体矯正に比べて治療期間が短縮され、費用も抑えられる場合があります。

埋伏歯の矯正

埋伏している⻭を適切な位置に誘導するために矯正装置を使⽤します。この治療は、⻭の抜⻭を避けたり、機能的な咬み合わせ を確保するのに役⽴ちます。

インプラント前の矯正

インプラント治療を⾏う前に、隣接する⻭を正しい位置に移動させることで、適切なインプラントスペースを確保し、治療後の 安定性を⾼めます。

部分矯正のデメリット

適応が限定される

適応が限定される 全体的な⻭列の乱れや重度の咬み合わせ不正には対応できないため、場合によっては全体矯正が必要になることもあります

治療計画の精密さが必要

部分的な治療であっても、全体のバランスを考慮した精密な診断と計画が重要です。

小児矯正

小児矯正治療の
概要と重要性

歯並びは、大人の歯が生え揃ってから考えれば良いと
お考えの方もいるかもしれませんが、昨今はこどもの歯並び矯正治療が
とても注目されています。小児矯正治療(小児期矯正)は、
成長発育中の子どもを対象に行われる矯正治療で、
顎や歯列の成長をコントロールしながら適切な咬合状態を形成することを
目的としています。成人矯正と異なり、成長を利用して骨格や歯の
位置を調整できるため、将来的な複雑な治療を回避することが期待されます。
特に、早期発見と介入が重要とされ、不正咬合や顎骨の不調和が進行する
前に治療を開始することで、効率的かつ効果的な矯正治療が可能となります。

治療開始の
タイミング
乳⻭列期の矯正治療
(ムーシールド・プレオルソの活⽤)

乳⻭列期の矯正治療は、主に3~6 歳頃の⼦どもを対象に⾏われ、成⻑発育を活かして不正咬合を改善することを⽬的としています。この時期には、専⽤の装置であるムーシールドやプレオルソがよく使⽤されます。これらの治療は、簡単で⼦どもが受け⼊れやすいことが特徴で、将来の本格的な矯正治療を軽減する役割も果たします。

第⼀期治療
(混合⻭列期)

6〜10歳頃の乳⻭から永久⻭への交換期を中⼼に⾏われます。この時期の治療は、不正咬合の原因を予防または改善し、顎の成⻑を誘導することに重点を置きます。たとえば、顎のサイズや形状を適切に調整し、将来的な永久⻭が⽣えてくるスペースを確保します。

MESSAGE

一般的な歯科治療と矯正治療の役割は異なりますが、患者様の口腔内の健康を総合的に向上させるためには、両者を融合させたアプローチが非常に重要です。一般歯科が「今の家を修繕し快適に保つ」作業であるならば、矯正治療は「家全体を未来の暮らしに適したデザインへと改築する」プロセスです。そして、この2つが協力し合うことで、現在の課題を解決しながら、未来に向けて持続可能な口腔環境を築き上げることが可能となります。例えば、一般歯科による虫歯や歯周病の治療は、矯正治療の基盤を作るものであり、健康な土台なしには理想的な歯列や咬み合わせを構築することはできません。一方で、矯正治療によって不正咬合が改善されることで、歯の清掃性が向上し、一般歯科での予防治療の効果を最大限に引き出すことができます。このように、一般歯科と矯正治療が連携することで、患者は「その場限りの治療」ではなく、「持続的な健康と美しさ」を得ることができます。それは、過去・現在・未来をつなぎ、一生涯にわたる口腔の健康を守る統合的なアプローチです。矯正治療を考える際には、一般歯科と連携してトータルケアを実現することが、患者のQOL(生活の質)を最大化する鍵となります。それは、単に歯を治すだけではなく、全体のバランスを整え、健康と自信に満ちた人生を支える医療です。

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